その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:保坂陽一 | ||||||||||||||||||||||
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このコーナーでは自作マシンを実際に組み立てて、静音化を行なっていく。マシンごとに静音のアプローチは異なるが、個々のポイントはほかのPCでも応用できるはず。自分ならこうする!などと考えながらチェックするのもよいだろう。 | ||||||||||||||||||||||
イマドキのATXミドルタワーで静音ゲームPCを目指す! | ||||||||||||||||||||||
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いかに省電力パーツが増えていると言ってもそれはPC業界全体を見た場合の話であって、最新の3Dゲームを快適に遊べるマシンを作ろうと思えば、その消費電力や発熱量はとどまるところを知らない。ここで静音化を目指すマシンは、冷却重視でフロントメッシュパネルを採用した人気のミドルタワーケース。そこに45nm版のクアッドコアCPUと、定番のP45マザーボード、近頃値下がりでお買い得感のあるGeForce 8800 GTビデオカードを搭載したゲーマー向けの手堅い構成だ。HDDにはシステム用に、最近ハイエンドの座から脱落気味ながらもまだまだ現役のWD Raptorを使用。データ保存用として省電力かつコストパフォーマンスに優れるWD Caviar Greenの1TBモデルも搭載しておいた。必要なパーツはおごりつつ、要所に省電力を考慮したといったところである。 こんなマシンあるある、と思っていただければ幸いであるが、ケースのThree Hundredは、静音を目指すにしてはどう考えても不利。あえて選んだ理由には、人気のケースがどこまで静音化できるのかという興味もある。また、このケースは天板排気や電源底部配置といったトレンドも押さえたものなので、その効果をチェックするにもよいだろう。静音志向のパーツがほとんどないこの状況、はたしてどうなるのであろうか。 |
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フロントメッシュパネルなので、内部の騒音はダダ漏れ!? 静音化のために冷却能力を削るようなマネはしたくないものである | ||||||||||||||||||||||
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もちろん、ここで目指す静音は十分な冷却とのバランスが取れていることが重要。全体的に冷却効果がアップし、かつ動作音が減少していることが望ましい。このマシンでとくに気になるのはビデオカードの発熱だ。このビデオカードはリファレンスデザインと同じクーラーを採用したものであるが、発熱量の多いGeForce 8800 GTチップを薄型の冷却ファンで冷やそうと言うのに、意外にファンは静か(=低回転)。おかげでイマイチ冷却が間に合っていない。 次に、Core 2 Quad Q9300のリテールクーラーも静音性は高いが、すぐ脇にある天板と背面のファンの存在は気になるところ。しかもケース付属のこれらのファンはそれぞれ3段階のファンコントロールが可能となっている。そのほか、HDDを除くと、冷却ファンが備えられている電源なども気になるが、静音性能には定評のある製品を選んでおり、どこまで追求するかは、実験の流れしだいといったところである。 なお、このケースはフロントに2基、サイドパネルに1基の12cm角ファンを追加することも可能となっている。これらを活用すれば、内部のパーツはそうとう静音化することが可能なのではないかと思われるが、いかに少ないファンで、効率よく冷却するかという静音化の基本は同じと思われるので、トライ&エラーを繰り返して最適な状態を見付けてみたいと思う。 |
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ビデオカードの発熱 スペックからすると静かなことは静かなのだが、問題はその動作温度。高負荷時とは言え、80℃近い温度になるものを見過ごすわけにはいかない |
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CPUまわりのファン地帯 はやりの天板ケースファンもあり、CPUまわりの冷却は十分? 静音を目指すのに効率がよいのかどうかを確認したい |
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電源は底部配置 使用する電源は安定した性能と静音性で人気のSeasonic M12シリーズの600Wモデルを採用。底部配置なのでほかのパーツとの熱干渉は少ないはず |
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いきなり「止めてみる」としたが、何のことはない、たまたま最初に電源ケーブルを接続し忘れていただけのことである。せっかくの実践編であるので、この状態でも計測してみることにした。ケース付属の天板14cm角ファンと背面12cm角ファンを使用していない状態では、全体的に一気に温度が上がる! 確かに動作音そのものは下がっているのだが、これは危険。ひとまずケースファンの重要性を見せ付けられた感じである。 ちなみに、天板のファンを動作させないでいると、上からホコリなどがそのまま入ってくることは想像に難くない。こうしたケースはその冷却効果を認め、理解して購入するべきだろう。 |
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ケースファンの接続忘れは、初回組み立て時によくあることだが、最近のPCではそれすらも熱暴走の危険を伴うことがある | ||||||||||||||||||||||
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