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高級パーツ vs. 低価格パーツ 2007
ビデオカード対決
TEXT: 橋本新義、加藤勝明
ROUND 02
メモリ搭載容量による差
 前のページまではGPUのグレードという視点から高級、低価格について論じてきた。しかし、ビデオカードにはもう一つの高級、低価格の視点がある。それは、同じクラスのGPUを搭載している製品間での高級、低価格の違いである。たとえば、同じGPUを採用するカードでも基板やクーラーがリファレンス設計かメーカー独自設計かで価格に大きな開きが出てくる。ここからはそうした価格差が性能や機能にどのような差をもたらすか検証してみたい。

 まずはビデオメモリから見ていこう。ビデオカード上のビデオメモリは、描画用情報の確保やテクスチャの格納などに利用される。少し前までは64MBや128MBが主流だったが、現行主力製品では最低でも256MB、多くて768MBというように増加傾向にある。一般にビデオメモリが多いほど高解像度での描画処理(フルシーンアンチエイリアスなど)が高速になる、精細なテクスチャを使っても重くなりにくいといったメリットがあるとされる。さらに、Vista上ではビデオメモリの量がAero利用時の解像度の上限を決めるので、高解像度のディスプレイを使うならビデオメモリは多いほうがよい。

 しかし、現実には768MBものビデオメモリを使い切るケースはないと言ってよい。一般的なゲームタイトルでは256MBを512MBにしたところで性能はほとんど変化しない、というのが現状だ。「フルHD以上の解像度のディスプレイを使い、最高画質設定でプレイしたい」というエクストリームな欲求を持っているなら多いほうがよいが、UXGA程度の解像度なら256MBあれば十分と言える。
image
640MBという大容量ビデオメモリが魅力
Albatron
8800GTS
実売価格:60,000円前後
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク)
URL:http://www.albatron.jp/
image現行ハイエンドの8800シリーズの中でも中間に位置する8800 GTSに640MBのメモリを組み合わせた製品。30型クラスの超高解像度液晶で贅沢にゲームをしたいなどのハイエンドゲーマー向けの1枚。
【Specification】
グラフィックスチップ:GeForce 8800 GTS
コアクロック:500MHz
メモリクロック:非公開
ビデオメモリ:GDDR3 640MB(320bit)
【エクスペリエンスインデックス】
グラフィックス:5.9
ゲーム用グラフィックス:5.9
ハイエンドGPU入門として最適
ECS
N8800GTS-320MX
予想実売価格:45,000円前後
問い合わせ先:ecsinfo@ecsjpn.co.jp
URL:http://www.ecsjpn.co.jp/
image左の製品とGPUや基本設計は同じだが、ビデオメモリを半分の320MBにすることで大きくプライスダウンを図った製品。現状ではこれ以上のメモリを搭載していても有意な差は感じられないだろう。
【Specification】
グラフィックスチップ:GeForce 8800 GTS
コアクロック:500MHz
メモリクロック:1.6GHz
ビデオメモリ:GDDR3 320MB(320bit)
【エクスペリエンスインデックス】
グラフィックス:5.9
ゲーム用グラフィックス:5.9
DirectX 10世代のビデオカード
 VistaでDirectX 10が実装されたが、GPU側の対応はあまり進んでいない。現状ではNVIDIA最新のGeForce 8000シリーズが唯一の存在で、ほかにはATIのR600シリーズがDirectX 10対応だが、R600はリリースのスケジュールが大幅に遅れており、現状のDirectX 10対応GPUの普及率はかなりお寒い状況となっている。

 肝心のゲームタイトルのほうもまだ開発中というものがほとんどで、すでに画面写真が公開されたタイトルでも発売は今年Q2以降。その頃には当然次のGPUが出ているわけで、今DirectX 10対応というだけの理由で焦って乗り換えるメリットはまったくない。少なくともお手頃なGeForce 8600などが広く普及してから検討しても遅くないのだ。
image8600 GTのようなミドルレンジ製品が普及してくればDX10対応を考えてもよいだろう
結論 実際の3Dゲームでのメリットはあまりない

ベンチマークでは少々差が出たものの、ビデオメモリ搭載量が決定的な差になるようなゲームタイトルはほとんどないのが現状だ。ローエンド製品でも256MB搭載するのが当たり前の今、最新ゲームを快適にする目的なら、むしろメインメモリを増設したほうがよい結果になるだろう。
ROUND 03
オーバークロック製品のお買い得度
 同じGPUを搭載した製品同士を比較する際に注目してほしいのは、オーバークロック(OC)版の製品だ。

 OC版製品とは、GPUやメモリを規定のクロックより高速に動作させることで、比較的少ないコストアップ(多くの製品では基本製品より数千円ほど高価という位置付けだ)で高い性能を得る、一種の「特別モデル」的製品。ユーザーが手動で行なうOCとは異なり、メーカー側が定めた“製品としての定格クロック”なので、サポートや保証が標準クロックの製品と変わらないというメリットがある。こうした点がユーザーに支持され、昨年頃より製品数が増加。NVIDIAの最新GPUであるGeForce 8600シリーズなどでは、多数のOC版が登場してきている。

 さて、OC版製品を検討する際に気になるポイントは、コストパフォーマンスがどれだけ上がっているかという点だろう。ここでは、非常に高いクロック上昇率で知られるXFXの製品を例に、標準クロック製品と対決させてみた。ベンチマークは冒頭と同じく3DMark06で、測定条件・設定も同様だ。

 結論としては、GeForce 7600 GT製品は14%、GeForce 8600 GTSは8%の性能アップとなっており、確かな高速化が認められた。4月下旬時点での実売価格差は前者がおよそ4,000円前後(ただし、OCだけでなくファンレス化などのコストアップ要因もある)、後者が2,000円前後といったところなので、通常モデルに比べてお買い得度は十分高い。

 しかしクロックがどれだけ上げられているか、また標準モデルとの価格差がどれぐらいかは、メーカーや製品ごとに大きく異なるため、一概には結論付けられない。しかし多くの製品はXFX製品のように2~3,000円アップ程度。だとすれば、大いに検討の余地はあるだろう。
imageOCモデルの増加に伴い、パッケージにコアクロック数値を表示する製品も登場している。ユーザーにとっては製品選びが容易になるので、うれしい傾向だ
image
高性能ミドルレンジが欲しいなら
XFX
PV-T84G-UDD3
実売価格:30,000円前後
問い合わせ先:info@synnex.co.jp(シネックス)
URL:http://www.xfxforce.com/
image通常コア675MHz、メモリ2GHzの8600 GTSをオーバークロックし、より3D描画性能を向上させた製品(シェーダークロックは同一)。基板上部には補強用の金属板が装着されているのも隠れた特徴だ。
【Specification】
グラフィックスチップ:GeForce 8600 GTS
コアクロック:730MHz
メモリクロック:2.26GHz
ビデオメモリ:DDR3 256MB(128bit)
【エクスペリエンスインデックス】
グラフィックス:5.9
ゲーム用グラフィックス:5.7
Fatal1tyブランドのオーバークロックモデル
XFX
NVIDIA GeForce 7600 GT FATAL1TY 256MB RoHS 650MHz
実売価格:25,000円前後
問い合わせ先:info@synnex.co.jp(シネックス)
URL:http://www.xfxforce.com/
imageいわゆる7600 GTのオーバークロック品だが、通常のオーバークロック品よりもさらに高いコア650MHz駆動を達成した製品。ファンレスヒートシンクを採用することで、静音化も同時に達成した。
【Specification】
グラフィックスチップ:GeForce 7600 GT
コアクロック:650MHz
メモリクロック:1.6GHz
ビデオメモリ:DDR3 256MB(128bit)
【エクスペリエンスインデックス】
グラフィックス:5.9
ゲーム用グラフィックス:5.3
結論 自身でオーバークロックせずにすむというメリットも

OCモデルの性能は確かに高く、ユーザーのOCと異なりデメリットはほぼ存在しない。価格も基本的には標準クロックモデルと同等か、多少高いくらいのため、少しでも高い性能を望むなら筆者としてもお勧めだ。
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