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フリーソフトの新定番でPCライフを充実させよう！

Windows XP x64対応フリーソフト

その他の特集（2011年）

高級 vs. 低価格！液晶ディスプレイ群雄割拠

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フリーソフトの新定番で
PCライフを充実させよう！

パワレポ厳選の新定番100本とx64対応の＋αを一挙紹介

TEXT: 編集部

■	PCを便利に使えていますか？

　自宅や職場、学校、観光地、インターネットカフェなど、PCが活躍している場所はいたるところにあり、今やそれらの多くはインターネットに接続されている。また、ノートPCを所持している人なら、携帯電話やPHS、公衆無線LANを利用することで、ほとんどどこからでもインターネットに接続することができる。このようにPCユーザーにとって天国のような環境が整ってきたので、パワレポ読者なら、ほとんどの人は毎日PCに触れ、インターネットに接続していることだろう。

　しかし、インターネット上の情報を閲覧するときにはInternet Explorer、文書やプレゼン用のデータ作成にはMicrosoft Office、昼休みやちょっとした休憩時間にはソリティア、デジカメ写真の補正や印刷にはAdobe Photoshop、プログラマーならVisual Studioといったように、毎日同じ用途、同じソフトしか使っていないのでは、せっかく整った環境を活かし切れているとは言いがたい。

　たとえば出版社や新聞社、ブログなどのホームページでは、更新情報の要約だけを配信するRSS（Rich Site Summary）を採用しているものが多いが、これはRSSリーダーというソフトを使わないことには、そのRSSで配信されている情報を読むことができない。また、近年問題になっているウイルスやスパイウェアなどの脅威に対しても、常にソフトを最新の状態で常駐させないと、その脅威の被害者になりかねない。つまり、PCやインターネットのさまざまな技術は日々進化しており、それに対応、または対抗できる最新のソフトを使わないことには、その進化の恩恵を受けることができないばかりか、知らない間に被害者になってしまう可能性もあるのだ。

Before
たくさんのWebページを同時に見ようとすると、ウィンドウを重ねたり、小さくして並べたりしなくてはいけないので、視認性が悪い・・・

After
フリーソフトを使えば、このようにウィンドウのサムネイルを表示したり、タブで切り換えて表示できるようになるので分かりやすい！

■	「こんなことできたらいいな」はフリーソフトで叶えられる！

　市販ソフトは購入するまで試せないことが多いため、ちょっとだけ試しに使ってみたい場合には躊躇してしまうかもしれない。それがフリーソフトの場合だと、開発者の好意でインターネットから無料でダウンロードでき、継続して使用する場合ももちろん無料なので「ちょっと興味があるので試してみる」ことが気軽に行なえる。また、「あんな機能があると便利なのに」や「こんな不具合があるので修正してほしい」と開発者にメールで連絡することで、わずか数日で採用あるいは修正される場合もある。間接的に開発に貢献できることもフリーソフトの醍醐味と言ってもよいだろう。

付録CD-ROMにフリーソフトを収録

付録「POWER CD-ROM」の「\Freesoft」フォルダに、特集で紹介しているフリーソフトの一部を収録している。index.htmをダブルクリックで開くと、特集で紹介しているフリーソフトの一覧が左のように表示され、ソフト名をクリックすると開発元のWebページが開き、右側のフォルダアイコンをクリックするとソフトの収録フォルダが開くようになっている

オンラインソフトを活用する上で最低限これだけは知っておきたい圧縮・展開ソフトの使い方

　CD-ROMに収録したフリーソフトは、インストーラの実行ファイルである「.exe」のほかに、LZH/ZIP/CABといった形式の圧縮ファイルで保存されている。ZIP/CABファイルであれば、Windows XP環境では標準で展開することが可能だが、LZHファイルとして収録しているフリーソフトを利用するためには、展開ソフトの導入が必須となる。ここでは、付録POWER CD-ROMに収録した圧縮・展開ソフト「Lhaplus」を利用した場合を例に、各収録ソフトの導入方法を解説していこう。

　下記のいずれかの方法で、圧縮ファイルを展開すると、展開されたフォルダの中に、インストーラ実行ファイル、もしくはフリーソフトの実行ファイルそのものがあるはずだ。各ソフトの紹介を参考にしながら、ぜひ試用してみてほしい。

OSの機能を用いたZIP/CABファイルの展開

OSに展開ソフトを導入していない標準状態では、ZIPファイルはこのように見えるのでダブルクリックしてみよう

すると、格納されたファイルの一覧が表示される。左上の「ファイルをすべて展開」を選ぶと、ファイルの展開ダイアログが表示される

保存先を指定すれば、ファイルの展開が始まる。終了すると圧縮ファイルに格納されたファイルを実行できる

Lhaplusのインストール

Lhaplusのインストールファイルは、POWER CD-ROMの中の\\Freesoft\Lhaplusに格納されている。フォルダには\\Freesoftにあるindex.htmからもアクセス可能だ

インストールフォルダを指定して（画面はデフォルト）、「次へ」をクリックするとインストールが始まる

インストール終了後に、各種圧縮ファイルへの関連付けを設定する画面が現われる。通常は初期設定のままで構わないだろう

LZHファイルの展開方法

Lhaplusをインストールする前のLZHファイル。アイコンが関連付けられておらず、このままでは格納されたファイルを取り出せない

Lhaplusをインストールすると、LZHファイルが関連付けられ、ダブルクリックするだけでファイルを展開できるようになる

22種類の形式に対応する圧縮・展開ソフト

Lhaplus

バージョン1.52

開発元：Schezo
対応OS：Windows XP/Me/98/2000
URL：http://www7a.biglobe.ne.jp/~schezo/

　Lhaplusは、ファイルの圧縮だけでなく、展開もサポートするソフトウェア。ほかの圧縮展開ソフトでは、外部DLLファイルが別途必要になることも多いが、単体のみでLZH/ZIP/RARをはじめ22種類のファイルフォーマットの圧縮・展開が行なえる。右クリックメニューから利用できるのも便利だ。アーカイブの圧縮形式を変換したり、ZIPパスワードを探索したりする機能も備える。

必要十分の機能を備えた圧縮・展開ソフト

+Lhaca デラックス版

バージョン1.20

開発元：村山富男
対応OS：Windows XP/Me/98/2000
URL：http://park8.wakwak.com/~app/Lhaca/

　DLLが不要の圧縮・展開ソフト。デラックス版ではLZH/ZIPに加え、全13種類の圧縮ファイルを展開できる。デスクトップ上のアイコンにドラッグ＆ドロップすることで圧縮・展開が行なえる手軽さも魅力だ。Shiftキーを押しながらドラッグすれば自己展開形式の圧縮ファイルを作成できるなど、デラックス版ならでは機能も備える。プログラムのサイズが小さいことも特徴。